「中心市街地の活性化…」という話がかなり前から新聞やテレビで報道されている。
しかし、「中心市街地、中心市街地、活性化、活性化」と呪文のように言われているが、そもそも「中心市街地」とは一体何なんだろう。その名のとおり中心的な市街地、市街地の中心、都市の中心、都会、一般的?に言われる「街の顔」などなど。個人個人のなかには漠然としたイメージがあるのだろうけれど、統一されたイメージは持てていないのではないだろうか。ある人は「中心市街地って言い方は業界用語っぽい?(どんな業界なんだ…)」と言っていたが、聞く人によっては確かに意味不明の業界用語なのかもしれない。
ふと、そもそも「中心市街地」とは何なんだろう?と考えてみた。
「中心市街地」という言葉で国語辞典(goo)を検索すると、「商業施設、公共施設、文化施設などさまざまな機能が集積している都市の中心地区。」となっている。
また、「中心市街地」を定義づける中心市街地活性化法によれば、次のとおり記されている。(法の定義づけ、このへんが「業界用語っぽい」と言われる所以だろうか…)
(中心市街地)
この法律による措置は、都市の中心の市街地であって、次に掲げる要件に該当するもの(以下「中心市街地」という。)について講じられるものとする。
一当該市街地に、相当数の小売商業者が集積し、及び都市機能が相当程度集積しており、その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること 。
二当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は経済活力の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であること。
三当該市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。
業界的?には「都市の中心」「相当数の小売商業者、都市機能の集積」「市町村の中心」が中心市街地を意味なすキーワードということになり、「中心市街地の衰退が機能的な都市活動の確保、経済力の維持に支障がある」「中心市街地の活性化が市町村やその周辺の地域の発展に有効である」ことが『中心市街地を活性化させなければならない理屈』ということになるだろうか。
書いてる自分でも良くわからなくなってきた。業界用語、おそるべし。
しかし、一般的には人がたくさん歩いていて、商業施設が集積している華やかで賑やかなところを中心市街地としてイメージするのではないだろうか。東京の新宿や渋谷、札幌などの大都市の駅や繁華街を中心市街地の具体的なイメージとして思い浮かべていないだろうか。
多くの人口を抱える大都市と地方の中小都市とでは、中心市街地のイメージの持ちようも違ってくる。さすがに新宿、渋谷、札幌にとは、地方の中小都市はなれない。地方の中小都市なりの中心市街地像があるだろう。
そこで言われてくるのが、地域の特色ある地方都市。これがまた小難しい。パッと見で特色ある地方都市というのはなかなかない。歴史や景観が育まれていなければ、見た目で特色は分からない。(どこも一緒の金太郎飴の地方都市なんて…)
だが、街にはそれなりの雰囲気がそれぞれあるはず。それなりの歴史もある。歩いて肌で感じなければつかめない街の特色。
小売商業や企業、公共交通、公共公益施設の一団的配置など、生活を支える都市機能が集積し、それらを形成してきた歴史や文化が肌で感じられる地域。そして、ちょっと我がままかもしれないけれど、街の人々に愛される地域。そんな場所が地方都市の中心市街地ではないだろうか。
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