以前に「中心市街地」って何だろうというテーマで徒然と書きましたが、今回は「中心市街地」+「活性化」=「中心市街地活性化」って何だろうというテーマで書かせてもらいたいと思います。
まず始めに、理屈っぽいのですが、そもそも活性化とは何のことなのか?この言葉の意味から整理してみます。
活性、活性化とは要約すると「活性」(機能が出現すること、効率が向上すること)、「活性化」(社会や組織などを活発にすること)となっています。(国語辞典(goo))
これらの言葉から、中心市街地活性化とは中心市街地に新たな機能が付加されたり、利用者にとっての効率が良くなったりして、中心市街地が活発になるという意味が導かれると思います。ちなみに「活発」は「いきいきとして勢いのよいこと、活気のあること。また、そのさま。」とあります。(国語辞典(goo))
中心市街地には様々な機能がすでにある。ある意味、様々な機能が集約されていて街を訪れる利用者にとって効率的な場所が中心市街地の一条件とも言える。まず、このことが満たされていないと、特に地方では中心市街地とは感じられにくい。
言葉の意味だけなら、半ば中心市街地活性化は満たされているのではないか。ではなぜ現在、中心市街地活性化とよく耳にするのか?それは、人通りが少なく、そのため活気が感じられず、商業の衰退などが進行している現状が中心市街地にあるからだと思われます。
よく比較される郊外型大型店とは、機能の集約、この点が中心市街地のアドバンテージとされていますが、人の多さ(密度)では厳しい。さらに、最近は郊外型大型店のなかも商業系だけではなく、飲食・医療・図書・映画などの多機能化がうかがえ、よりワンストップ化が進んでいる。
では、中心市街地を活性化させるためにはどんな新機能が出現すれば良いのか。また、より効率的に利用でき、中心市街地地域が活発な(活気あふれる)場となる仕掛けはどのようなものだろうか。大雑把ですが中心市街地活性化とは、新機能の出現あるいは既存機能の充実強化で人を惹きつけ(来たくなる、来なければならない機能設置)、その機能が効率的に利用でき(ワンストップ化〜歩いて行き来できる、機能を設置する場所の設定が問題)、人が歩くことで活気が感じられる中心市街地づくり(歩いて楽しい雰囲気づくり、歩きやすい環境づくり)ということが「言葉」からはイメージされます。
しかし、それだけでしょうか。やはり、商業機能の充実も重要な要素だと考えます。いくら環境整備をしても、商業が魅力的じゃないと、活気ある街にならないだろうから・・・。これは車の両輪によく比較されることですが、中心市街地環境、機能の整備(ハード)とその内容、商業や娯楽などの充実(ソフト)が両立しないと車はうまく走らない。特にソフトは重要で、いくら立派な箱をつくっても中身が良くなければ、人は感動しない。逆に箱が多少悪くても、中身が良ければ人は満足するものだと思う。ちょっと話がずれたかな。
活性化に導く、新機能は何だろう。当然、滝川市の中心部にないもので、多くの人を惹きつける要素を持った機能。考えられるキーワードを並べると・・・福祉、文化、娯楽などなど。(これに経済、教育、安全なんて言い出したら、どこかの政治家みたい。)うーん、ありきたりだけど、「文化」はいい。なんとなくいい。
以前、本州出身の人と話したら、北海道の街は歴史が浅いせいもあるが、文化が感じられないと言っていた。さらにそれを突っ込むと、街の中心に広場がないとの話だった。ここで言う広場は、単に公園などの意味ではなく、ある意味、本当に何もない広場で、何かしらのシンボルに付随するもの。
このシンボルの話がまた痛い。北海道には馴染みの薄い、お城や大きな寺社、拝んだり崇めたりしたくなるもの。そのような神聖なシンボルと、普段は憩いや安らぎの場で、催事などの場所にも使われる何もない広場のセット。(さすがに最近は本州の街からもこのような場所が減ったと言っていたが・・・)もともと、街並み形成の文化的な土壌が弱く、そのような本州的発想が北海道の地方の街づくりにはあまり感じられない。
新機能としては魅力的だが、お城や寺社を何の理由もなしに(どんなものでも理由はいるが・・・)街のなかにつくるなんて、お殿様にだって難しい。広場だけでもあると良いのだけれど、広場もまわりを建物などで囲まなければ、広場にならないらしい。(とある人の言)自分もまわりが何かに囲まれ、ある程度閉鎖的な空間の広場でなければ、雰囲気は出ないと思う。
大きな何もない広場の出現は魅力的に感じるのですが、何もないだけにかえって良いものをつくるのは難しいような気もします。広場の場所の設定やまわりとの調和など大局的にナイスなセンス(古い?)が求められる。単なる広場だけの設計以上に街全体の雰囲気づくりに大きなウエイトが占められる。大変難しいことだと思うけれど、あったらいいなと勝手に思っています。
また、話しがずれますが、本州の人の話をもう少し・・・。広場の活用としての催事ですが、市場など商業系の活用も歴史・伝統に根付いたものだと思いますが、やはり祭りや集会などの活用についての話がより歴史・伝統を感じさせます。最近のお祭りは(すべてではありませんのでごめんなさい)観光化しているものが多いと思われます。本来の祭りの目的は神事的なもので、五穀豊穣や大漁などを祈願するものでしょう。世俗的には娯楽のない時代の一大イベントとも言えるかもしれませんが・・・。
しかし、どちらかというと、外向きなイベントというよりは、内向きな、自分たちが楽しむためのイベントだったと思います。それがいつの間にか集客イベント化して、商売と結びついた「観光」になってしまったのではないでしょうか。そのこと自体は悪いことではないのですが、外向きのパワーが必ずしも良いことばかりとは思えません。本来の目的や自分たちが楽しむといった内向きの感覚が、逆に外の人たちを惹きつけていたこともあるでしょう。あまりにも観光化してしまうと、祭りの本来の心が失われないだろうかと余計な心配をしてしまいます。
自分の時間を割いてまで、何故こんな大変な準備や練習などをするのかと、以前、お祭りに参加している子供から聞いたのですが、その答えは「カッコいいから」でした。この言葉のなかに歴史と伝統を感じました。地域に根付いた自分たちの祭りに参加する、その行為がカッコいい。まさにカッコ良い子供の姿がそこにありました。やらされているのではなく、やりたくてやっている。話がずれ過ぎましたが、この「カッコいい」のなかに何となく活性化のヒントがありそうな気がします。
さて、広場=文化は強引かもしれませんが、ほかに文化的なもの・・・。映画館、図書館、博物館などの館系でしょうか。あるいは、祭りなどのイベント?でしょうか。文化「的」なものは突発的にも思いつきますが、「文化」には時間が必要でしょう。しかし、文化的なもの、映画館やミニシアター、劇場や小ホール、ギャラリーなど何かを発信するものはいいなあと思います。そこに携わる人、見に来る人から文化をつくる人が出てきて、時間をかけて育まれる。もうすでに、育み始めているもの(たきかわホールや太郎吉蔵など)もありますが、そのような活動を大切に守り続けていってほしいものです。やはり「人」は重要です。やらされているのではなく、やりたくてやっている「人」の文化活動は「カッコいい」のです。
カッコいい、輝いている人が一番「人」を惹きつける要素かもしれません。前述の「活動を行っている人」だけではなく、そこに訪れる人、働く人、携わる人すべてがカッコいいと思えることは素敵です。街を歩くのもできれば楽しく、輝いていたいと思うのではないでしょうか。
何だか、機能はしょせん機能(施設)ということでしょうか。「人」がいてそれを支えるもの、輝かせるもの、デザインとも言えると思いますが、機能(施設)だけでは活性化はしないのでしょう。必要とする人がいて、その機能が生まれ、その機能を使って人が楽しみ、輝く。そのような点を人が歩き、線になる。歩いていても輝く仕掛け。訪れる人のその行動が、街に活気を与える。漠然として、まとまりがつかないのですが、徒然と書き散らしました。
ちょっと洒落て出かけたい場所、歩きたい場所、働いてみたい、憧れ、学んで自分を磨きたい、文化に触れたい、気持ちの豊かさ、街全体として中心部にほしいキーワード。これらを実現させる機能。効率性は歩いて便利な意味と捉えると、その行為を促す雰囲気のある街。自己実現したい人たちを支える場所としての中心市街地。やはり、そのような場所はあってほしいし、活性化してほしいものです。
中心市街地活性化をテーマに、特に活性化について考えようとしましたが、勝手にグルグルと思索の螺旋にハマッてしまいました。とりとめのない文字の群となり、活性化ってなんだ?という感じにますますなってきました。もう少しがんばれ、自分。
活性化の端緒となる新機能の出現、この実現のためには、まずどんな機能が求められ(個人的には文化)、それを活用する・したい人がいることが大事な条件。そのための下地として、投資したくなる場所であること。地価の高低だけではなく、その場所の魅力や売りも重要。(やっぱり文化や歴史、既存集積など・・・)そして訪れる人たちが「カッコいい」と思えること。そんな場所になれば、人が人を呼ぶ。人が動いて、それが視覚として捉えられないと、活気があるように感じられない。人が訪れ、人が歩く。これが活性化ということでしょうか。
終わります。長々と、つまらない文におつきあいいただき、ありがとうございました。



コメント (1)
とにもかくにも、連日連呼している方々、また、これから、叫び続けるであろう方々にこの魂の叫び声を伝えたい。そんな想いです。聞き入れてくれる人を選ぶのはあなたなのです!
大きなことは出来ませんが、コツコツと。一歩づつ、、、
頑張れ!Takikawa!起ち上がれ!市民!目をさませ!
投稿者: remon | 2007年04月07日 00:10
日時: 2007年04月07日 00:10