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ジン丼を作った男たち

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~第2ラウンド~[特別寄稿第6話]
それは同じ年の9月9日に月形町で行われた「メロンジャム」というロックフェスティバルに出店を依頼され、朝から屋台を2tトラックに積み込んで行った。この屋台は一部が分解可能な作りになっていて、2tトラックに搭載が出来るのである。この月形町のイベントは最後の開催の年であった。会場は髪にポマードを付けリーゼントに革ジャンといった人々で埋め尽くされていた。多少場違いな感じがしたが、月形町でも「じん丼」は炊飯が間に合わないほど大人気であった。昼から夜のイベントであったが、来客者やステージに立つアーティスト達からも大好評であった。ステージの上で「じん丼サイコウ!」と叫ぶボーカルもいた。滝川でも月形でもジンギスカンは食べられていたが、「じん丼」という新しいスタイルも受け入れられ、行動隊の面々は「小さな自信」を得た。
翌月に滝川駅前のスマイルビル地下1階で行われた「くるる収穫祭」では、北海道のSTVというテレビ局の取材も来て「じん丼」を「どさんこワイド」という北海道内ではメジャーな番組のニュース特集として取り上げられた。夕方の6時代のニュースの時間に5分近く放送された。「じん丼」を開始して一ヶ月ちょっとでのテレビ放送は、暗い話題が多かった田舎の町では快挙に近い出来事であった。この日は新聞社も取材に来て、後日の全道版の記事にもなった。でも話題として取り上げられるのは、これで終わりではなかった。
(この稿連載寄稿 滝川駅前行動隊 長野智也記)

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